コラム

離婚できるまでの期間

調停・訴訟で結論が出るまでに必要な期間について

 

1 はじめに

離婚の話合いがうまくいかず、法的な手続きを取らなければならなくなった際、「決着が着くまでにどれくらいの時間がかかるのか。」というご質問をよく受けます。

離婚の問題を長期間抱え続けるのは精神的に負担が大きく、出来る限り早く解決したいと思うのは当然のことです。

これについて、基本的にはケースバイケースではあるのですが、一般的な目安を以下にお話ししたいと思います。

 

2 調停でかかる期間

調停はあくまで協議の場であり、裁判所が判断をしたり命令をしたりするものではありません。

話合いの結果、当事者双方が納得して合意をすることが出来れば離婚が成立することになります。

そのため、調停が成立する期間は、お互いが納得するまでに要する期間ということになりますので、完全に事案ごとに異なります。

スムーズに話合いが進み、合意することが出来れば、1回で終わることもなくはありません。

反対に、争点が多く話合いに時間がかかる場合には、10回以上の調停期日を重ねることもありますので、その場合は1年以上の期間がかかります。

ただ、合意に至らないからと言って無制限に調停を続けるわけではなく、お互いの主張の隔たりが大きく、協議を続けても合意に至る可能性が低いような場合には、その段階で調停不成立として手続きを打ち切ることになります。

 

3 訴訟でかかる期間

離婚裁判にかかる期間は、司法統計によると、半数以上が1年以内に、9割以上が2年以内に第一審の裁判を終えています。

一昔前には、数年単位で訴訟が続くケースもあり、そのようなイメージを持っている方も多いかと思いますが、そこまで長期化するケースは少数です。

ただ、訴訟は上訴が認められているため、第一審の判決に納得せず上訴があった場合には上記の期間よりもさらに時間がかかってしまいます。

また、そもそも離婚の訴訟は、調停を起こした後に初めて提訴することが認められるため(調停前置主義)、調停と訴訟を合わせた期間を考慮しておく必要があります。

そのため、調停でまとまらずに訴訟を起こさなければならない可能性が高いと思われる事案では、解決までに2年程度は見積もっておいたほうが良いでしょう。

弁護士にご相談いただければ、事案の内容に応じて、一定の時間的見通しをお伝えすることが出来ます。

その他のコラム

不貞問題

配偶者が不倫や浮気をしていることが発覚し、どうしたらそれをやめさせることが出来るか。法的観点から予防策とは?

詳しく見る

不貞行為(不倫)の証拠

不貞行為による慰謝料請求をするために必要な証拠

詳しく見る

行方不明の夫/妻との離婚

夫/妻が行方不明の場合、どうしたら離婚が出来るか

詳しく見る

親権者の変更について

親権者変更の手続きと判断基準について

詳しく見る

離婚にかかる弁護士費用とは?

離婚にかかる弁護士費用とは?

詳しく見る

面会交流について

面会交流を拒否されて子どもに会えない。どうしたらよいか。

詳しく見る

離婚相談の準備

弁護士に離婚の相談をする場合に準備しておくとよいこと

詳しく見る

離婚調停で弁護士を依頼すべきか

調停離婚に弁護士を依頼するメリット・デメリットとは?

詳しく見る

離婚訴訟を起こされ被告になった場合

離婚の裁判で必要な対応や弁護士に依頼するメリットなど

詳しく見る

親権を取るために準備しておきたいこと

離婚を考え始めたら準備すべきこと

詳しく見る

まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

  • 03-5656-6380営業時間 平日・土日祝日7:00~24:00
  • 24時間受付中 メールで相談予約をする
お問い合わせ
©仙川総合法律事務所 All Right Reserved.