コラム
離婚相談と言うと女性の相談者が多いイメージがありますが、実際には男性からの離婚相談も数多くあります。
離婚の原因が明確に妻側にあったり、男性が被害者の立場に立たされているような場合、あるいは妻との離婚の話合いで妻の要求が過大・不当である場合などにおいて、男性が弁護士の力を借りて適切な解決を目指すことは何らおかしなことではありません。
確かに一般的には、親権について、特に子どもの年齢が低い場合には、妻が有利である場合が多いと言えます。
しかしこれはあくまで一般論であり、実際の事案では、子どもが幼少のころから夫が中心になって育児をしてきたなどの事情があるケースも、現代社会においては珍しくありません。
男性であっても親権を獲得できる可能性が十分にある場合もありますので、まずはご相談ください。
不貞されたことによる精神的な苦痛は、女性であっても男性であっても変わりません。
そのような場合、妻と不貞相手に対して慰謝料を請求することは法的な権利であり、男性であるからと言ってためらう必要はありません。
DVと言うと夫から妻に対するものが想像されがちですが、実際には、妻が夫に対し、有形無形の熾烈な暴力を加えてきたという事案もあります。
モラハラについても同様で、妻から夫に対するものも少なくありません。
なかには、それによって精神的な健康を害してしまったような男性もいます。
男性がDVやモラハラ被害を受けたなど裁判所が認定してくれないのではと考えている方もいますが、そんなことはありません。
あくまで、証拠によってDVやモラハラの事実が認定できるか否かの問題であり、男性だからとか女性だからなどと言う理由で裁判所が判断をすることはありません。
その他にも、離婚にあたっては、女性であれ男性であれ、様々な問題を抱え、思い悩むことは当然のことです。
当事務所では、男性の方の離婚案件も数多くの解決実績がありますので、どうぞご相談ください。